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このサイトでは、東京学芸大学「国際算数数学授業研究プロジェクト」
(2011-2022)の研究成果をご覧いただけます。

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あまりのあるわり算:あまりの活用

タイトル あまりのあるわり算:あまりの活用
学習指導案
(PDF)
通しビデオ
(授業)
動画
1
著者 笠井さゆり
授業日 2014年06月28日
学校名 山梨大学教育人間科学部附属小学校
指導者 笠井さゆり
対象学年 小学校3年生(9 years old)
教科 算数
概要 本時で扱う課題は,「分ける」「何倍」「いくつ分」などのわり算をイメージするキーワードを含まない。問題場面から規則性を見出し,その規則性を,表やたし算・かけ算・わり算の式に表し答えを求める課題を扱う。
3年1組では,毎週水曜日をクラスのみんなで遊ぶ日として設定している。遊びの内容は,レク係が中心となり決めている。問題場面は,その内容を,掃除当番表のような円形の表を用いて決めていこうという場面である。「ドッジビー」,「ケイドロ」,「ドッジボール」,「こおりおに」の順で,1週間ごとに遊びを変えていった時,次週から数えて26週目にする遊びは何かを求めることが課題である。遊びは4週間で一回りする。1週目にドッジビー,2週目にケイドロ,3週目にドッジボール,4週目にこおりおにをした後,最初のドッジビーに戻る。5週目ドッジビー,6週目ケイドロ,7週目ドッジボール,…と続いていく。これを数学的に表現し,問題を解決していくことをねらいとしている。
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導入・問題提示 学級では毎週水曜日にレクレーションを行っている。先生は子供たちに、どの週にどのレクレーションを行うか一目でわかるようにした図を用いて問題を提示する。 「ドッジビー、ケイドロ、ドッジボール、こおりおにの4つのレクを毎週ひとつずつじゅん番にやります。□週目のレクはなんでしょう。」 (6:28) 動画
個人で問題に取り組む 問題を提示した後、先生は子供たちに、それぞれが一人で、26週目のレクは何になるか考えるように指示した。(0:30) 動画
解決方法の検討/数える 5分ほどの個人解決の後、先生は、26週目のレクを、数えて求めた子供を指名し、この方法について考える。(2:35) 動画
解決方法の検討/表 表を使って26週目のレクを求めた子供を指名し、この方法について考える。(3:31) 動画
解決方法の検討/かけ算 子供たちは、もっと早く求められる方法が有るといい、かけ算を使った方法を説明する。この方法について話し合う中で、子供たちは、わり算でも答えを見つけられるかもしれないと思い始める。(7:57) 動画
解決方法の検討/わり算 はじめは、多くの子供たちがわり算で求める方法をおもいつかなかったが、話し合いを通して次第に多くの子供たちが、わり算で26週目を求める方法について理解していった。(5:10) 動画
発展 子供たちがわり算を使った方法をより深く理解できるよう、わり算のあまりがこの問題の中で何を意味するのか、子供たちをリードしながら調べていった。(7:46) 動画
まとめ これまで学習したことを振り返ったのり、先生は子供たちに、他の週の活動も、わり算で求めることができるかをたずねた。そして、わり算を用いることによって、どの週の活動でも早く簡単に見つけられるとまとめた。(4:55) 動画